燻製(地産地煙)
スモーク×××とつく食品のおいしさは元の食材を数倍美味しくします。最初は本で調べ道具を作ったりの試行錯誤でした。今ではネットであらゆる情報が手に入り、気軽に楽しんでます。
燻煙材
は様々なものが利用出来ます。ホームセンターやネットではサクラ、クルミ、ヒッコリー、リンゴ等々、燻製するものに応じて使い分けているようです。しかし、住んでいる地域にあるものを上手に使いこなしていく姿勢が大切だと思います。下の1,2の燻煙材は琉球漆器で使うデイゴ材のおがくずを工房からもらい使ってみました。やわらかい香りの上質の燻煙材になりました。今まで工房では焼却処分に手を焼いていたとのことです。私の実験結果だと針葉樹は少し舌にさす感じがあり、広葉樹は丸っこい舌触りに感じます。葉っぱのカタチが味のカタチと一致するのは偶然でしょうか。
ホルトノキ
地元の木材での燻煙はエコロジーの観点からも重要です。捨てられていたデイゴの例は既に示しましたが、同じく漆器の生地材であるホルトノキでも試みました。香り、味、バランスの良い燻煙材だと思いました。
燻製器1(簡易型)
段ボール箱、木箱、一斗缶、清潔で安全なものであればちょっと工夫するだけで利用出来ます。下の例はお茶の一斗缶を加工。また、逆に重ねれば2缶分の容積が確保出来ます。
なお、段ボール箱でベーコン等の油分が落ちる食材を燻煙する場合は温度管理と、受け皿を置くなどして燻煙材が発火しないよう注意が必要です。
燻製器2(常備型)
廃棄のプロパンガスボンベを加工した燻製器を製作。バーナーや溶接などの金属加工の知識と技術が必要です。鉄工所等へ持ち込むのも一つの方法かもしてません。完成後は耐久性に優れ、安定した燻製が可能です。